『Lumie_glas』というお名前で活躍中のステンドグラス作家・岩崎さん。「毎日の生活に、ステンドグラスのきらめきを」というメッセージに、色とりどりのステンドグラスが浮かぶ。コージーホームのアーリーアダプター岩崎さんは、コージホームが工務店になったばかりの頃のお客さま。今ほど施工事例がなかったコージーを選んでくださった理由は「性能」や「デザイン」だけではなかったとか。「暖かさ・素材・デザイン・間取り…すべてにこだわりたい!というなんとも贅沢な要望に“そういう方のために工務店があるんですよ!”とどっしり受け止め、寄り添えてもらえたのが嬉しかったんです。」お家を建ててから何年経ってもコージーホームを応援してくださっている、岩崎さん。いつかコージーホームから、「手書き」のハガキが届いたことの嬉しさも覚えているそう。コージーの自慢でもあるオーナーさまとの「アットホームな関係性」は、今も変わらず受け継がれている。きらめきと暮らす岩崎さんのお家に入ってすぐに飛び込んできたのは、ニッチに飾られた壁掛けのミラー。ステンドグラスでふち取った湖のようなグリーンが、白い壁に映える。もともとはこうした大きな雑貨をメインに作っていたそう。今やマルシェでも大人気の「アクセサリー」を作り始めたのは、作家をはじめてしばらく経った頃。ガラスの色やかたちによって世界に一つだけのデザインになるのが、愛おしい。「作家さんの暮らし」ときいて思い浮かぶのは、居心地の良さそうな工房でじっくりと作品に向き合う姿。お家をアトリエとして「日暮らす」時間はどんなものだろう。写真とともに、寄り添ってみたい。お家でありながら、アトリエでもある「作品に向き合う日はとにかく集中したいので、家事は朝の内に終わらせちゃいます。」キッチンや建具を見ておどろいたのは、通常のお家に比べて”ぐん”と伸びやかな背丈。実は岩崎さんのご家族、みなさん背が高い!背の高いご家族に合わせて、お家丸ごと高さを取った設計にされたそう。天井まで届くキッチン収納はたっぷりと使える。お家の中で一番のお気に入りは、陽のたっぷり入るリビングダイニング。家族を送り出したあとのひととき、吹き抜けに向かって開かれた大空間でくつろぐ。天井が傾斜になっていることで、メリハリのある大空間に。作業は2階の「工房」スペースで階段を上がった踊り場は、フリースペースとして広く間取りがしてある。さらに木製のカウンターも作っておいたことで、今まさに「工房」として活きているそう!「ガラス細工は汚れや屑が出るので、フリースペースを生活スペースと分けて作ったのは正解でした。当初はお家をアトリエにするとは、思いもしなかったけど (笑)」木製カウンターの手すりを隔てた先には、コージーホームの代名詞とも言える「吹き抜け」と「大きな窓」。作業中、目にうつる空の青にクリエイティブが生まれることもあるのだとか。まさに、工房になるために設けられたようなスペース!お家がまるごと撮影スタジオに作品の撮影も個人作家さんにとっては大切な作業のひとつ。instagramに作品をアップし、日々アウトプットする。自然素材でつくられたコージーホームのお家はどこを切り取っても写真に映えるので、岩崎さんはお家をまるごと“フォトスタジオ”にして楽しんでいるのだとか。玄関は陽の入り方が絶妙で、出品する作品の撮影場所としても。和室の窓枠に合わせて作った作品。木の窓枠と古道具があいまってモダンに。2階の工房スペースの手すりで撮影。大きな窓から入る西陽が、ガラスをうつくしく透かす。「じぶんの家」にしていく岩崎さんのお家がやわらかく優しい雰囲気に包まれているのは、ナチュラルな素材の建具たちが醸し出す、ぬくもり。かつてコージーでは「パイン」の床が標準仕様だったそう。年季が入ることによって、さらにいい色に。ミルクの成分が入ったこだわりの塗料を使った建具。もちろん木製。「お家づくりは、人生の中でも決断をする時期。そういう時こそ確実に良いものを選びたかったし、じぶんがこだわったということが、誇りになる。良いものを大切に使って、なじませながら、じぶんの家にしていくイメージ。大切に暮らしていきたいですね。岩崎さんのお家で時間を過ごさせていただくと、「もの」や「こと」を選ぶときの”こだわり”が、10年後の暮らしをつくることを実感する。ひとつひとつ、選ぶことを楽しんでいきたい。初期のコージーホームでは、手書きのコメント入りの図面を提案していたそう。初期ならではの、手の温もり伝わる図面。「ファイルに大切にしまっている。」と、やわらかな笑顔で見せてくれた。企画・ライティング:Misato kojima (team OHAYASHI)