待ちに待ったお家づくり。「こんなお家に住んでみたい」という夢は次々に思い浮かぶけれど、そのイメージを伝えることは意外と難しいもの。ところが、その難しさをかろやかに越えた竹花さんのお家づくり。秘密はオリジナリティにあふれた「イメージブック」だった。「ずっとお家づくりが楽しみで、夢やアイデアをあたためていたんです!雑誌などで情報収集をして、気に入ったお部屋の雰囲気や壁紙の種類、すべてを切り抜いてスクラップしておきました。」『赤毛のアン』にあこがれて竹花さんがお家づくりに憧れたのは、小学生の頃に出会った、とある作品がきっかけだった。「『赤毛のアン』では、お部屋の描写が魅力的なんです。主人公がはじめてじぶんの部屋を得たシーンや、お茶会をひらくためにおもてなしをするシーン…。じぶんの空間で、わくわくしながら過ごす情景に憧れました。」幼少時代、数年間を海外で暮らされた竹花さん。海外の文化やインテリアの影響を受け、小さな頃からお部屋づくりを楽しんでいたそう。「赤いチェックの布を親に買ってもらい、小窓のカーテンを作ったり…。小さなハートをつなげたガーランドを作って、コーナーに吊るしたり。子どもながらカントリーテイストに近づこうとしてましたね…(笑)」洗練された雑貨集めもまた、趣味のひとつ。 夢を集めたイメージブック竹花さんがテーブルの上に広げて下さったイメージブックは、まるで 「プレゼン資料」。「ご機嫌で暮らせるような家を作りたいです。」という一文からはじまり、要望とイメージがわかりやすくまとめられている。「お家づくりに対する熱い思いを伝えるにも、ビジョンから入った方がイメージ共有しやすいな、と思って。空間と暮らしの理想を視覚化したんです。」まるで夢を描きとめたノート! 「おしゃれにスッキリと暮らしたくて。”この空間にはこれが必要なはず”、”ここには何をおさめようか?”とデモンストレーションしながらすべてを決めていきました。」整理収納アドバイザーの資格を持つ竹花さん。混雑しがちなリビングも、雑多な生活感がカットされている。 実現のためのコーディネート竹花さんが思い起こした夢のひとつひとつ。イメージブックによって深く伝えることと、受け手であるコージーホームのコーディネートによって、叶っていったのだとか。1.カーテンボックス&間接照明お部屋をシックにしたいという思いから、採用したふたつのあしらい。 2.玄関の木製デザインウォールはじめは真っ白な玄関の予定で、お気に入りの絵画を飾ろうと思っていたスペース。建築途中で「絵に変わる何かを飾りたい。」と希望がシフトし、デザインウォールを設置。木彫りの模様を活かせる間接照明を提案してもらったことで、洗練されたアクセントになっているそう。玄関のコーナー収納。ロールカーテンの2枚づかいによって、大きな間口で収納もしやすく、さっと隠せる。 3.イメージのままのトイレこちらのトイレは、イメージブックの段階で壁紙・照明・インテリアのすべてを決めていたそう!何ひとつブレることなく実現したのだとか。 コージーホームの不思議な力「アンバサダーコラムを読んでいると、コージーオーナーのみなさん、こだわられているなあ…と感動します。そしてわが家もやっぱり、こだわっていた方だと思います(笑)コージーさんに出会う前は、建築家に相談したりと模索したのですが、デザインありきだと機能は後回しというパターンばかりで。」そんななか、コージーホーム独自の断熱工法『ココシリーズ』に興味を持った竹花さん。見学会には毎回足を運び、デザインと性能のバランスの良さに惹かれていった。「偶然なのですが、知人がコージーホームのオーナーさんで。住んでみて実際のところを聞けたのもラッキーでした。オーナーさんたちにすごく支持されている工務店さんだな、と思います。」キッチンの採光窓から陽が差し込む、朝のひととき。コーヒーとともに過ごす時間にほっこりするのだとか。 「打ち合わせが楽しすぎて、もう一軒建てたい!」と笑う竹花さん。建築中から今まで、コージーホームに不思議な感覚を持っているそう。「コージーさんは、いつも”わかってくれる”んですよ。こちらがうまく言語化できない要望に対して、”じゃあこうしたらどうでしょう?”と返してくれる提案が、阿吽の呼吸というか…。それは一体、なんて力なんだろう…?(笑)」 家づくりの思い出を話してくださる竹花さんの表情は、まるでお気に入りの本を捲るようにわくわくとしていた。夢や希望を引き出す力と、アイデアを押し出す力。そしてオーナーさまをアットホームに包み込む思い。「コーディネート力」だけでは表現しきれない不思議な魅力が、コージーホームならではのクリエイティブなのかもしれない。お家を建ててすぐ、単身赴任が決まってしまった竹花さんのご主人さま。最初は「せっかく建てたお家に暮らせない!」と衝撃だったものの、週末に帰ってくるのがひときわ楽しみになったそう。 企画・ライティング:Misato kojima (team OHAYASHI